小売業月次売上高レポートvol.55

10月は19年の低水準もありコロナ前対比でプラスに転じる

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。
なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは19サブセクター：

10月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比8.0％増、うち純小売りは5.8％増、外食は13.0％増。プラスのサブセクター数は、全22サブセクター中19となり、同2019年対比では17サブセクターとなるなど、前年同月比、19年対比ともに直近一年で最もプラスのサブセクターが多い月となりました。
天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比2日減（19日）、最高気温平均値21.5℃（前年同月比-1.2℃）、最低気温平均値13.8℃（同-0.9℃）となりました。
曜日回りによる土日祝日の前年同月比は1日増。データ集計企業数は、201社（純小売り137社、外食64社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、居酒屋（17.7％増）、リサイクルショップ（17.7％増）、百貨店（17.3％増）。下位サブセクターは本・CD/DVD販売/レンタル専門店（7.0％減）、家電量販店（5.0％減）、メガネ専門店（0.8％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

2021年1月から採用する新基準概要：