小売業月次売上高レポートvol.56

11月は、客数減により伸び率は鈍化

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。
なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは15サブセクター：

11月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比3.1％増、うち純小売りは2.0％増、外食は5.7％増。プラスのサブセクター数は、全22サブセクター中15となり、同2019年対比では13サブセクターとなりました。
天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比7日増（17日）、最高気温平均値19.1℃（前年同月比+0.5℃）、最低気温平均値10.7℃（同+1.0℃）となりました。
曜日回りによる土日祝日は前年同月と同日数。データ集計企業数は、191社（純小売り132社、外食59社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、リサイクルショップ（11.3％増）、百貨店（8.1％増）、通販（7.7％増）。下位サブセクターは回転寿司（4.7％減）、本・CD/DVD販売/レンタル専門店（4.7％減）、アパレル専門店（3.1％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

2021年1月から採用する新基準概要：