小売業月次売上高レポートvol.60

3月は前年の規制緩和の反動やWBC開催で弱含むも増収

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。
なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは19サブセクター：

3月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比8.3％増、うち純小売りは4.1％増、外食は17.3％増。プラスのサブセクター数は、全22サブセクター中19となり、同2019年対比では10サブセクターとなりました。
天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比2日減（17日）、最高気温平均値17.9℃（前年同月比+1.3℃）、最低気温平均値8.6℃（同+2.5℃）となりました。
曜日回りによる土日祝日は前年同月と同日数。データ集計企業数は、198社（純小売り135社、外食63社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、居酒屋（25.6％増）、ファミリーレストラン（18.5％増）、ファストフード（14.7％増）。下位サブセクターは家電量販店（5.5％減）、本・CD/DVD販売/レンタル専門店（5.5％減）、ホームセンター（2.0％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

2021年1月から採用する新基準概要：