小売業月次売上高レポートvol.69

12月は、季節商材が動かず明暗分かれる

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。
なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは14サブセクター：

12月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比4.6％増、うち純小売りは1.4％増、外食は11.8％増。プラスのサブセクター数は、全22サブセクター中14。同2019年対比では16サブセクターと10月、11月に対しては悪化傾向となりました。

天候要因は、東京都では、降雨日数が前年より2日減（7日）、最高気温平均値14.3℃（前年同月比+2.1℃）、最低気温平均値13.6℃（同+2.0℃）となりました。

曜日回りによる土日祝日の前年同月比は1日増。データ集計企業数は、193社（純小売り135社、外食58社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、居酒屋（15.5％増）、リサイクルショップ（13.1％増）、ファストフード（11.8%）。下位サブセクターは、家具・ﾗｲﾌｽﾀｲﾙ型専門店（5.6％減）、ホームセンター（5.0％減）、スポーツ専門店（3.4％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

2021年1月から採用する新基準概要：