小売業月次売上高レポートvol.73

4月は、贅沢品は好調継続。外食は弱含み。 サブセクター問わず業態内の企業間格差が顕著

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。
なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは15サブセクター：

4月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比3.5%増、うち純小売りは2.7％増、外食は5.4％増。プラスのサブセクター数は、全22サブセクター中15。同2019年対比では12サブセクターとなりました。

天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比5日増（20日）、最高気温平均値21.8℃（前年同月比+0.1℃）、最低気温平均値13.1℃（同+1.2℃）となりました。

曜日回りによる土日祝日の前年同月比は、20日締めは前年同日数、月末締めは1日減となりました。

データ集計企業数は、211社（純小売り146社、外食65社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、通販（16.8％増）、百貨店（16.7％増）、リサイクルショップ（11.5％増）。下位サブセクターは、メガネ専門店（2.8％減）、本・CD・DVD販売/レンタル専門店（1.9％減）、身回品専門店（1.8％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

新基準（採用期間：2021年1月～2023年12月）の概要：