小売業月次売上高レポートvol.76

7月は、土日祝2日減を考慮すると、基調は堅調といえる

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは15サブセクター：

7月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比2.2%増、うち純小売りは1.4％増、外食は4.0％増。プラスのサブセクター数は、22サブセクター中15サブセクター。同2019年対比では17サブセクターとなりました。

天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比10日増（23日）、最高気温平均値33.5℃（前年同月比-0.4℃）、最低気温平均値25.0℃（同+0.3℃）となりました。

曜日回りによる土日祝日の前年同月比は、20日締めは1日増、月末締めは2日減となりました。

データ集計企業数は、206社（純小売り141社、外食65社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、通販（13.7％増）、百貨店（12.4％増）、リサイクルショップ（11.4％増）。下位サブセクターは、アパレル専門店（3.7％減）、本・CD・DVD販売/レンタル専門店（3.2％減）、ホームセンター（2.5％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

新基準（採用期間：2021年1月～2023年12月）の概要：