小売業月次売上高レポートvol.79

10月は、高温続きで、季節商材が弱含み。好調維持の外食もファミリー向けで客数減が目立つ

Hidden Gemsでは、上場企業を中心に月次売上高の開示がある小売業の既存店売上高、客数、客単価を毎月集計し、「小売業月次売上高レポート」と題して、毎月こちらにてご報告いたします。より詳細なデータや概要にご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

なお、2020年の既存店売上高は新型コロナ感染症の影響による異常値で、2021年の同会社発表伸長率から実態を把握することが難しいため、実態に則した修正を行っております。新基準の詳細につきましては、本レポートの末尾をご覧ください。

22サブセクターのうち、プラスは16サブセクター：

10月の小売業合計既存店売上高は、前年同月比1.8%増、うち純小売りは0.8％増、外食は4.0％増。プラスのサブセクター数は、16サブセクター。同2019年対比では19サブセクターとなりました。

天候要因は、東京都では、降雨日数が前年同月比12日増（24日）、最高気温平均値24.5℃（前年同月比+0.8℃）、最低気温平均値17.4℃（同+2.7℃）となりました。

曜日回りによる土日祝日の前年同月比は、20日締めは3日増、月末締めは1日減となりました。

データ集計企業数は、218社（純小売り150社、外食68社）でした。

サブセクター別伸び率：

前年同月比での上位3サブセクターは、通販（24.6％増）、メガネ専門店（6.8％増）、家具・ライフスタイル型専門店（6.4％増）。下位サブセクターは、アパレル専門店（7.4%減）、スポーツ専門店（7.3％減）、ホームセンター（2.9％減）となりました。

弊社では、より詳細なデータ分析を多数行っております。ご興味のある方は「お問い合わせ」までご連絡ください。

既存店売上高・客数・客単価前年比3ヶ月移動平均値の推移：

新基準（採用期間：2021年1月～2023年12月）の概要：